もっと早く、、

空き家を片付けるのに着物がたくさんあるからどうですか?とご連絡を頂き、お伺いしました。

おばさまが最近までお住まいだったお宅にお伺いすると、、、

姪っ子さんにあたる方が片付けておられましたが、もう手に追えず、もうそのまま、来週には業者さんに引き取ってもらうそうです。
この年代に多い「物を捨てられない」代表のようなお宅です。

種類ごとにきちんと箱にしまってありますが、箱の中は何があるのかわかりません。
同じようなものがたくさんあります。
そして、箱は上に上に。更には壁に棚を作って天井まで積み上げられ埃が厚くたまっています。

すぐに思ったのは、どので休まれていたのだろう?
もし、地震があったらきっと体の上に荷物が山積みになるだろうと思うと恐怖を感じます。

「もっと早く」

それらを見上げながら思います。

きっとご本人は片付けなければと思いながら、不安や恐怖、自責の念を感じながら晩年を過ごされていたのではないでしょうか?
ここまでになる経緯はいろんな理由があって誰が悪いとかはありません。
生きた証でもあるわけです。

でももう、ここまでくるとご自身では何もできなかったのでしょう。

少し人の手を借りて、それらを取り除き、一時でも心を軽く明るく暮らせていたらと思うと残念でなりません。

この日は着物リメイクの先生も来て下さり、お着物や扇子などを、古道具屋さんには、たくさんの物を引き取って頂き、捨てるはずだったものにまた命を吹き込んでもらうことになりました。

また、いくつか空き家を見せて頂いた経験で培った勘なのか、価値のあるものを見つけて姪っ子さんにお渡ししたところ「お金に換金できました!他にもたくさん引き取って頂いて亡きおばも喜んでいると思います」とご連絡頂きました。

少しはお役に立てて嬉しかったです。

このようなお宅を見せて頂いて、いつも自分に置き換えます。
誰が片付けてくれるんだろう。そう思うと自分の捨て活にも、ますます拍車がかかります。

安心・安全・健康の暮しのためのお片付け。

お困りの方はお手伝いさせて頂きます。

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