もうすぐ母の日。
母に何か欲しい物はある?と聞いても「何も欲しいものない。外食もしんどいからええわ」と言う歳になりました。母89歳。
そんな時はこんな話を思いだす。
出張片づけでお伺いしたお家のお母様の話。
ご近所で敬老会を開いて下さったようで「これ敬老会のビンゴでもらったんさ」とポーチを見せて下さった。でも何だか浮かない様子。
聞いてみると、ビンゴは盛り上って楽しかったけど、このポーチは欲しくなかった。欲しくないと言うのは、使わないから。使う時がないから。そして、せっかく頂いたし、新品の物だから捨てるわけにはいかんし。あんたもいらんわな。と困った様子でした。
話の続きを聞いてみると、そのビンゴの賞品はそこの家の方がおうちにあるものを出してくれたそうです。
せっかく、せっかく楽しい敬老会を開催して下さったのに、悲しい結果に。
そんな事を思い出しながら、母が本当に欲しいものはなんだろう。と、今年も悩む。